あれから1000日   

2013年 12月 04日

 あの東日本大震災から今日で1000日になります。未だに約26万人にものぼる方々が、仮設住宅で暮らしています。そんななか、ある新聞の報道によりますと、東日本被災地の葬儀の様相が、大震災前に比べて随分変わってきているようです。大震災前、葬儀は盛大に行われ、ご近所の方々も葬儀に参列し、一人ひとりが葬具を持ちお寺の前を巡礼をします。その数は、ゆうに100人を超えるそうです。それが今では、身内だけの質素な葬儀しかできないそうです。あるお方が、「その人らしい葬儀・大震災前の葬儀ができるようになった時が本当の復興だと思う」。とおっしゃています。一日も早く我が家に帰りたいという、あたりまえのことを実現できてこそ、また、本来の葬儀ができた時こそ、真の復興と云えるのではないでしょうか。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-12-04 22:05 | 住職日記

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