400年ぶり   

2013年 11月 15日

 天皇・皇后両陛下は、ご逝去の際の自らの葬儀やお墓についてお考えを示され大英断をなされました。国民生活への影響をできるだけ少なくするためのご意向であります。まず、400年ぶりに土葬から火葬されることになりました。世間では、現在、全国的に土葬はほとんど行われることはありません。国民と共にというお心遣いでありましょう。また、武蔵陵墓地内のお陵を縮小し、天皇陵と皇后陵が寄り添うお姿・形となります。規模や儀式の簡素化も強く求められておられます。庶民には、終活・エンディングノートが広がっています。そんななか、開かれた皇室は、伝統を大事にしながら、時代に応じて形を変えてゆく姿勢を明確にお示しになられたのです。両陛下のご意向を大切にしていただきたいと願うばかりであります。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-11-15 22:03 | 住職日記

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