別れ   

2013年 09月 10日

 いずれこの世の縁尽きれば、人と別れてゆかなければなりません。先日、長年務めてくださった順照寺の佛教婦人会の会長さんが、92歳でご往生されました。先月、急に体調を崩し入院され、毎月欠かしたことがない月忌参り・お盆参りができなくなりました。厳しい猛暑を自慢の体力で乗り切ってくださると思っておりましたが、悲しきかな、それは叶いませんでした。会長さんは、小生が生まれる前からの檀家さんであり、先立たれたご主人は、順照寺の総代さんでもありました。ご夫婦揃って順照寺の護持・発展のために、ご尽力くださったのです。順照寺の佛教婦人会は、お寺としての要であります。その佛教婦人会を導いてくださった会長さんとお別れするということは、大きな柱を失ったのと同じであります。しかしながら、現会員の方々は、亡き会長さんの意・想いを、これからも必ずや受け継いでくださるものと信じております。会長さんがお元気な間に一言「ありがとうございました」と言えなかったのが、悔やまれて残念でなりません。小生、最期の最後まで会長さんに甘えていたこと、ただただ恥じるばかりであります。長い間ご苦労をおかけしました。これからも陰ながら導いてくださるようよろしくお願い申しあげます。今まで本当にありがとうございました。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-09-10 22:10 | 住職日記

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