善玉と悪玉   

2013年 06月 17日

 病院で採血してもらえば、必ずコレステロールの数値を指摘されます。コレステロールには、善玉コレステロール・HDLと悪玉コレステロール・LDLがあって、善玉コレステロールの数値が高ければ善いとされていました。つまり、善玉コレステロールは身体に善いということになります。しかしながら、この常識が間違っていたことが、最新の研究で明らかになりました。実は、コレステロールはタンパク質や脂で包んだものであり、これは細胞にはなくてはならない成分なのです。そのなかで善玉コレステロールは、細胞で余ったコレステロールを肝臓に戻す働きをしています。しかし、その善玉コレステロールにはいろんな種類があり、量だけではなく、どんな善玉コレステロールが含まれているかの「質」が大事になるそうです。すなわち、善玉コレステロールの中にも、悪玉コレステロールの働き・悪さをするものがあると云うことです。何はともあれ、浅学非才ではありますが、あまり採血の数値に惑わされないようにするのが、一番の健康法につながるのではないでしょうか。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2013-06-17 22:17 | 住職日記

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