東日本大震災被災地訪問   

2012年 10月 09日

 須磨区・長田区の浄土真宗本願寺派のお寺で組織している神戸西組(こうべにしそ)の有志が、東日本大震災の被災地を訪問しました。早朝伊丹空港から仙台空港へ。まず被災寺院の専能寺さんをお見舞い・参拝しました。次に仙台市内に拠点を構える本願寺派東北教区・仙台別院をお訪ねしました。支援金をお渡しし被災地の現状をお聴きしました。小生にとっても仙台市へ赴くのは初めてでありました。仙台市内は、復興事業が盛んに行われていて、ゼネコン企業が仙台市内に集中し人が多く、云わば活気がありました。しかしながら、市内を少し離れ海岸沿いを通ると、いまだに悲惨な状況は変わっていません。よく阪神・淡路大震災と比べて事を語りますが、まったく神戸とは状況が違い深刻であります。あまりにも大津波による被害地域が広すぎます。現在でも仮設住宅には約10万人以上の方々が住み、不自由な生活を強いられています。また、福島第一原子力発電所事故のあった福島県はより深刻な状況です。日本再生は、東日本・東北の復興なくして有り得ないことを真に肌で感じました。今東北・被災地の方々は、堪え忍びながら必死で生きてゆこうとされています。いろんな教えを被災地で受けた有り難いご縁でありました。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2012-10-09 20:12 | 住職日記

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