変わる   

2011年 12月 20日

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の最高権力者であった金正日総書記が死去しました。後継者に三男の正恩氏が決まり、稀にみる親子三代の世襲制国家であり、国名からは程遠い独裁国家・北朝鮮です。また、日本とは近くて遠い国でもあります。日本はこの期にいろいろ考え、やるべきことが多々あるように思います。そのためには、日本の政権が安定し、決断・実行力のある政府でなければなりません。しかしながら、昨日行われた国家安全保障会議は、わずか10分ほどでした。中には会議に遅れた大臣もいました。何を話し合ったのか。何とも相変わらず危機感のない呑気な内閣でしょうか。日本と北朝鮮には、さまざまな問題が蓄積しています。その中で最も優先すべきことは、拉致問題です。拉致被害者のご家族は、すでにご高齢になられ1日も早い全員の救出・帰国が望まれます。北朝鮮の独裁体制が変わるかもしれない、今が一遇のチャンスです。金正日総書記の葬儀が終われば、すぐさま対話をこちらから始めるべきです。それまでに周到なカードを用意し準備することが大事です。 何と言ってもアメリカとの協調は不可欠です。ともあれ、こちらからアクションを起こすことです。北朝鮮の独裁政治を変え、拉致問題をはじめとする諸問題を解決し、その上で北朝鮮を支援し朝鮮半島からアジア全体に真の民主主義・平和が維持できるよう強く希望します。政治家はもっと汗を流すべきです。1日も早く拉致被害者が戻られ、ご家族と再会されますよう微力ながら念じ続けます。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-12-20 15:42 | 住職日記

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