取材   

2011年 12月 07日

 寺院の情報誌とも言える「寺門興隆」という月刊誌があります。昨日わざわざ東京から、順照寺まで取材に来られました。あの阪神・淡路大震災当時から復興に至るまでの経緯を話してほしいということで約2時間ほど歓談させていただきました。今までに何度か取材というものを受けましたが、毎回緊張するものです。煩悩ある身のせいか自身を少しでも良く見せようと、ついつい言葉を選ぼうとし、なかなか思いが伝わらないことがありました。しかし今回の取材は、少し体調が悪かったのが幸いしたのか、普段と変わらずに、質問に淡々と答え・お話することができました。この時期に改めてあの阪神・淡路大震災で経験したことを思い出し、この度の東日本大震災・被災地の方々のご苦労やお気持ちを今一度お察しすることができました。取材された方にどのように伝わったかということよりも、今回の取材のご縁をいただいて、小生自身が記憶の整理ができ、これから何をしなければならないかを、再考できる時間をいただきましたことを有り難く受け止めております。寺門興隆の伊沢さんには、貴重なご縁をいただきましたこと厚く御礼申しあげます。何のお役にたてなかったのが誠に申し訳なく感じております。ありがとうございました。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-12-07 17:33 | 住職日記

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