演説と実行力   

2011年 09月 14日

 朝からうだるような蒸し暑さです。残暑の厳しさを肌で感じています。二百十日、十五夜も過ぎましたが、秋らしさを少し感じるのは、日が暮れた後の、虫の鳴き声ぐらいなものです。昨日野田総理初の所信表明の演説文を、全文新聞で目を通しました。最初から最後まで、何と素晴らしい文章でしょう。幼稚な小生のレベルから言えば、完璧な文面です。しかしながら、野田総理の発したドジョウ云々の泥臭い言葉は、一切ありません。つまり、この度の所信表明演説も、野田総理自身が書いたものではなく、官僚が書いたそのものなのです。所信表明演説通り、こと進めば世界に認められる国になることでしょう。また国内の諸問題も解決できます。しかし、これからの実行力こそ、政治家として・総理大臣としての真価が問われてきます。数ある会議を少しでもなくし、ひとつでも早く実行していけば、たとえ失敗しても前進はします。これこそ、前に確実に進む政治になるのです。メッセージ発信=実行力です。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-09-14 16:27 | 住職日記

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