沖縄   

2011年 06月 24日

 6月23日は沖縄の全戦没者追悼の日です。66年前に沖縄は戦場とかし、多くの沖縄県民の方々が、命を失い犠牲になりました。昨日は、沖縄県各地で戦場で亡くなった犠牲者を追悼する儀式が執り行われました。戦場で生き残った方々は、家族・子や孫を連れて追悼式に臨まれ、犠牲者の方々を思い出し偲びながら、合掌しておられるお姿は印象的でした。手を合わせ合掌するお姿には、戦争を二度と繰り返してはいけないという、強いメッセージが込められています。そして、戦争を知らない子や孫たちに、その当時の悲惨さを涙を流しながらお話されているお姿には、本当に心が痛みます。またそのお話を一生懸命聴いている子や孫たちは、これからも確実に遺伝子レベルで記憶に留めて、後世に伝えていくことでしょう。人間とは、愚かなものです。戦争は長い歴史を見ても、常に繰り返しています。沖縄の悲惨さを学ぶことが、戦争をしない、してはいけないという教えに繋がっていくことと思います。今沖縄県民の皆さんには、米軍基地等のさまざまな負担と危険が隣り合わせの中で、日々の生活があるのです。今なお私達の犠牲になっているのです。1日も早く穏やかな平和な沖縄に戻られることを、切に願います。一人ひとりが願い続けましょう。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-06-24 15:50 | 住職日記

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