人の気持ち   

2011年 05月 21日

 東日本大震災から2ヵ月が過ぎましたが、新聞・テレビ等マスコミで取り上げられている幅というか量が、だんだん少なくなってきました。被災地の様子が新聞のトップ記事にあがることもなくなりました。しかし、被災地では、未だ罹災証明書すらもらえない方々がたくさんおられます。被災地があまりにも広大であるという理由です。よって義援金もすべての方々に渡ることはほど遠く、がれきの撤去に至っては、まったく手がつけられていない地域もあります。これから梅雨の時期を迎えまた暑くなれば、ますます被災地の生活は苦しくなるばかりです。今報道されていることは、すべて表面上のことばかりであり、内面的な事実・真実が伝えられていないように思います。報道のあり方が問われることであります。被災された方々の、悲しみや苦しみまたそれとは反対の笑顔や喜び等、ほんとうの気持ち、姿を伝えられるようもっと報道関係者も努力してほしいものです。被災された方々のこれからのお気持ちを、真摯に私自身が受け止め、今何が出来るかを、一生懸命考えながら行動しなければならないと思うのです。
合掌 南无阿弥陀佛 善本秀樹拝

by junshoji | 2011-05-21 14:01 | 住職日記

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